micomia

Blog

技術記事

なぜArtlはトリミングしないのか 作品をそのまま展示する設計の意味

なぜArtlはトリミングしないのか 作品をそのまま展示する設計の意味

はじめに

Artl の特徴として分かりやすいのが、作品をそのままの形で展示する設計です。
トリミングもせず、アプリに合わせて角を丸くするような加工もしません。
この判断には、かなりはっきりとした思想があります。



トリミングは、表現そのものへの介入になりうる

作家によっては、作品の構図や余白に強い意図を持っています。
そのため、トリミングされてしまうこと自体が表現の制約になりえます。
Artl では、その懸念を持つ作家も安心して展示できるよう、作品の形をそのまま保つ方針を採っています。
公開情報でも、作品のトリミングや角丸加工を行わず、そのまま投稿できるデザインであることが案内されています。


作品をアプリに合わせる作業を発生させない

一般的なSNSやアプリでは、表示比率やカード形状に合わせるために、画像側を調整する必要が出てくることがあります。
しかし、それはアート作品のための作業ではなく、アプリに合わせるための作業です。
Artl は、そのズレをなくそうとしています。


余白や比率も含めて作品として届ける

作品の余白や比率には意味があります。
そこをそのまま届けられることは、鑑賞者にとっても重要です。
単に絵柄や被写体だけを見るのではなく、作品全体の呼吸を感じられるからです。
Artl ならではの体験として挙げられている「生の作品に出会える」という感覚は、こうした設計から生まれています。


まとめ

Artl がトリミングしないのは、画像処理の都合ではなく、表現を守るためです。
作品をそのまま届けることは、作家にとっての安心感であり、鑑賞者にとっての誠実さでもあります。
アート専用SNSとして、この判断はかなり本質的だと思います。

畑井駿佑

畑井駿佑

micomia株式会社の代表取締役です。 エンジニア、プロジェクトマネージャーを経験し、2024年にUI/UXにこだわった使いやすいシステム/アプリを開発するmicomia株式会社を設立しました。

関連記事

APIとは?仕組み・種類・活用事例をわかりやすく解説|アプリ開発での重要性

APIとは?仕組み・種類・活用事例をわかりやすく解説|アプリ開発での重要性

APIとは何かを初心者向けにわかりやすく解説。仕組みやREST・GraphQLなどの種類、ビジネスでの活用例まで詳しく紹介します。

アプリ内課金(IAP)とは?仕組み・種類・導入方法をわかりやすく解説

アプリ内課金(IAP)とは?仕組み・種類・導入方法をわかりやすく解説

アプリ内課金(IAP)とは、アプリ内でコンテンツや機能を購入できる仕組みです。種類や実装方法、ビジネス活用をわかりやすく解説します。

仕様書とは?アプリ・システム開発における役割・種類・作り方をわかりやすく解説

仕様書とは?アプリ・システム開発における役割・種類・作り方をわかりやすく解説

仕様書とは何かを初心者向けにわかりやすく解説。役割や種類、作り方、開発プロジェクトでの重要性まで詳しく紹介します。

SaaSとは?仕組み・メリット・代表的なサービス例をわかりやすく解説

SaaSとは?仕組み・メリット・代表的なサービス例をわかりやすく解説

SaaSとは何かを初心者向けにわかりやすく解説。仕組みやメリット・デメリット、代表的なサービス例、ビジネスでの活用方法まで詳しく紹介します。

WebRTCとは?仕組み・活用事例・リアルタイム通信の実装をわかりやすく解説

WebRTCとは?仕組み・活用事例・リアルタイム通信の実装をわかりやすく解説

WebRTCとは、ブラウザ間でリアルタイムに音声・映像・データを直接やり取りできる技術です。仕組みやビジネス活用をわかりやすく解説します。

TypeScriptとは?特徴・JavaScriptとの違い・開発での活用をわかりやすく解説

TypeScriptとは?特徴・JavaScriptとの違い・開発での活用をわかりやすく解説

TypeScriptとは、JavaScriptに静的型付けを追加したプログラミング言語です。特徴やメリット、ビジネス活用をわかりやすく解説します。

UI/UXデザインとは?違い・重要性・アプリ開発での実践方法を解説

UI/UXデザインとは?違い・重要性・アプリ開発での実践方法を解説

UI/UXデザインの違いや重要性、デザインプロセスを初心者向けにわかりやすく解説。アプリ開発における実践方法やビジネスへの効果まで詳しく紹介します。

GraphQLとは?特徴・REST APIとの違い・活用方法をわかりやすく解説

GraphQLとは?特徴・REST APIとの違い・活用方法をわかりやすく解説

GraphQLとは、Facebookが開発したAPIクエリ言語です。REST APIとの違いや仕組み、ビジネス活用までわかりやすく解説します。

ASO(App Store最適化)とは?基本施策・効果・アプリ集客力を高める方法をわかりやすく解説

ASO(App Store最適化)とは?基本施策・効果・アプリ集客力を高める方法をわかりやすく解説

ASO(App Store最適化)とは、アプリストアでの検索順位を向上させダウンロード数を増やす施策です。進め方やビジネス活用をわかりやすく解説します。

MVCアーキテクチャとは?仕組み・メリット・他パターンとの違いをわかりやすく解説

MVCアーキテクチャとは?仕組み・メリット・他パターンとの違いをわかりやすく解説

MVCアーキテクチャとは、アプリをModel・View・Controllerの3つに分離する設計パターンです。仕組みや活用方法をわかりやすく解説します。

Flutterとは?特徴・メリット・クロスプラットフォーム開発での活用をわかりやすく解説

Flutterとは?特徴・メリット・クロスプラットフォーム開発での活用をわかりやすく解説

Flutterとは、Googleが開発したクロスプラットフォーム対応のUIフレームワークです。1つのコードベースでiOS・Android・Web向けアプリを開発できる仕組みやビジネス活用について初心者にもわかりやすく解説します。

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)とは?仕組み・メリット・活用事例をわかりやすく解説

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)とは?仕組み・メリット・活用事例をわかりやすく解説

CDNとは、世界各地のサーバーからコンテンツを高速配信する仕組みです。表示速度向上やサーバー負荷軽減の仕組みをわかりやすく解説します。

SSL/TLSとは?仕組み・役割・Webサイトのセキュリティ対策をわかりやすく解説

SSL/TLSとは?仕組み・役割・Webサイトのセキュリティ対策をわかりやすく解説

SSL/TLSとは、インターネット通信を暗号化して安全にする技術です。HTTPSの仕組みやSSL証明書の役割をわかりやすく解説します。

OAuth認証とは?仕組み・フロー・安全なログイン連携の基本をわかりやすく解説

OAuth認証とは?仕組み・フロー・安全なログイン連携の基本をわかりやすく解説

OAuth認証とは、外部サービスへのアクセスを安全に許可する認可の仕組みです。ソーシャルログインの基盤技術をわかりやすく解説します。

SPA(シングルページアプリケーション)とは?仕組み・メリット・活用事例をわかりやすく解説

SPA(シングルページアプリケーション)とは?仕組み・メリット・活用事例をわかりやすく解説

SPA(シングルページアプリケーション)とは、ページ遷移なしでコンテンツを動的に切り替えるWeb設計手法です。仕組みや活用法を解説します。

キャッシュとは?仕組み・種類・パフォーマンス改善での活用をわかりやすく解説

キャッシュとは?仕組み・種類・パフォーマンス改善での活用をわかりやすく解説

キャッシュとは、データを一時保存して高速にアクセスする仕組みです。ブラウザ・サーバー・CDNでの活用法をわかりやすく解説します。

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは?特徴・メリット・導入方法をわかりやすく解説

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは?特徴・メリット・導入方法をわかりやすく解説

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは、Web技術でネイティブアプリのような体験を提供する技術です。仕組みやビジネス活用をわかりやすく解説します。

NoSQLデータベースとは?種類・SQLとの違い・活用事例をわかりやすく解説

NoSQLデータベースとは?種類・SQLとの違い・活用事例をわかりやすく解説

NoSQLデータベースとは、リレーショナルDB以外の柔軟なデータ管理方式の総称です。種類や仕組み、ビジネス活用までわかりやすく解説します。

BaaS(Backend as a Service)とは?仕組み・メリット・代表的なサービスをわかりやすく解説

BaaS(Backend as a Service)とは?仕組み・メリット・代表的なサービスをわかりやすく解説

BaaS(Backend as a Service)とは、バックエンド機能をクラウドで提供する仕組みです。FirebaseやSupabaseの活用法をわかりやすく解説します。

受託開発とパッケージ開発の違いとは?特徴・費用・選び方をわかりやすく解説

受託開発とパッケージ開発の違いとは?特徴・費用・選び方をわかりやすく解説

受託開発とパッケージ開発の違いを費用・期間・柔軟性の観点で比較。自社に最適な開発手法の選び方と、ノーコード活用の第3の選択肢を解説します。

なぜArtlはトリミングしないのか 作品をそのまま展示する設計の意味 | micomia技術記事