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建設現場でまだ使える廃材が捨てられる。その課題に向き合った建材特化フリマアプリ「Mate-Re:」の開発

建設現場でまだ使える廃材が捨てられる。その課題に向き合った建材特化フリマアプリ「Mate-Re:」の開発

建設現場では、まだ使える状態の材料が余ってしまうことがあります。
足りないよりは余る方がよいため、見積もり段階で多めに材料を確保するのは珍しいことではありません。
しかし、その結果として新品同様の廃材が行き場を失い、処分されていく現実があります。
Mate-Re: は、そうした建設現場特有の課題に対して生まれた建材特化のフリマアプリです。
micomiaでは、単に売買機能を作るのではなく、建設業界の人が実際に使いやすい体験を前提に設計を行いました。



まだ使えるのに捨てられてしまう建材がある

建設の現場では、材料が足りなくなると工事に大きな影響が出るため、あらかじめ多めに用意することがあります。
この判断自体は現場にとって合理的ですが、その一方で使い切れなかった材料が余ります。
しかも、その中には状態のよいものも少なくありません。
それでも再利用先が見つからなければ、倉庫を圧迫し、最終的には処分されてしまいます。
ここに、業界として大きな機会損失がありました。


廃材の問題は「もったいない」だけではない

この問題は、単に物が捨てられているという話ではありません。
売れれば価値になるものが、売る場所がないために廃棄される。
その結果、処分費がかかり、現場側の損失にもつながります。
一方で、買いたい側から見ると、どんな材料が余っているのか分からないという情報不足があります。
つまり、売りたい側と買いたい側の両方が存在していても、つながる仕組みがなかったのです。


売れる場所があるだけで、現場の判断は変わる

Mate-Re: の中心価値は、廃材を再利用することそのものより、まず売れることにあります。
これまで捨てていたものが売れるとなれば、現場での認識は大きく変わります。
処分前提だったものが、次の現場へ流通する資産に変わるからです。
その変化は、結果的に廃棄削減やサステナビリティにもつながります。
ただし重要なのは、最初から環境意識を強く押し出さなくても、経済活動として成立することで自然に循環が生まれる点です。


建設業界に必要だったのは、建材専用の流通導線だった

一般的なフリマアプリでは、建設業界の売買には合わない条件が多くあります。
業者間の仕入れ、インボイス対応、業者向けの取引前提など、必要な前提が異なるからです。
Mate-Re: は、そうした建設業界の取引文脈に合わせて設計されたことで、初めて現場で使えるサービスになりました。
ただ出品できるだけではなく、業界の実務に沿っていることが、このアプリの本質です。


まとめ

Mate-Re: は、建設現場で当たり前のように発生していた余剰建材の問題に対し、売買という形で解決導線を与えたアプリです。
廃材を減らすという社会的意義だけでなく、現場の損失を減らし、流通を生む設計に価値があります。
建設業界の中に眠っていた課題を、アプリ体験として具体的な行動に変えた事例だといえます。

畑井駿佑

畑井駿佑

micomia株式会社の代表取締役です。 エンジニア、プロジェクトマネージャーを経験し、2024年にUI/UXにこだわった使いやすいシステム/アプリを開発するmicomia株式会社を設立しました。

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