【必読】初めてアプリ開発を依頼される方へ

こちらの記事では初めてアプリ開発を依頼される方に向けて開発スタートからリリースまでの道のりを記載しているものになります。
細かな手順は開発会社・開発者さんによって異なりますが、大まかには同じであるためどなたに依頼される場合でも有効な記事となっています。
アプリ開発を成功させるためにご一読お願い致します。

開発の前にアプリ開発ツールのご紹介

Webアプリ専門の開発ツール
Bubble
https://bubble.io

iOS/Android/Webアプリに対応した開発ツール
FlutterFlow
https://flutterflow.io/

iOS/Android/Webアプリに対応した開発ツール
Adalo
https://ja.adalo.com

iOS/Android/Webアプリに対応した開発ツール
Click
https://click.dev

開発ツールを使用するメリット

・今までのアプリ開発よりスピーディに開発できる

・開発費用が1/5〜1/10になる

開発ツールを使用するデメリット

・扱える開発者の数がまだまだ少ない

・開発ツールによっては開発の難しい機能がある

アプリの前提知識

・維持費がかかる

アプリ内で作成された会員情報などを貯めておくデータベースやアカウントの新規登録、ログインなどの開発には様々な技術を利用しているため、これらの機能を利用するアプリには使用量を支払う必要があります。

・開発と運用は別物

開発費を支払い、完了後もアプリのサポートを無償でしてくれる方は滅多にいません。中にはボランティア精神で無償サポートをされる方もいるかと思いますが、基本的には開発後のサポートは有償になります。開発後のサポートを保守といい、多くの場合、月額でお支払いする必要がございます。

・何でもアプリストアに掲載されるわけではない。

作成したアプリはAppleまたはGoogleによって審査され、Apple・Googleが自社のアプリストアにとって必要と判断した場合のみ審査に通過し、配信することができます。Apple・Googleの審査結果は絶対ですのでご理解のほどよろしくお願いいたします。アプリ開発者は審査に通過する確率を上げるノウハウを持っていますが、絶対に通過させることは不可能ですのでそのような発言は虚偽である可能性が高いです。お気をつけください。

・丸投げできない

十分な予算があれば、解決することもありますが基本的にはここから記載している手続きや作業をご依頼主様側で一部行なっていただく必要がございます。【外注】と記載されている作業はデザイナーや行政書士など専門職の方に依頼される方が多い作業となります。

1.機能の選定

ご希望の機能を箇条書きでご共有ください。

画面のデザインで希望がございましたらそちらも併せてご共有ください。

今回開発させていただくアプリ開発に必要な機能を洗い出し、お見積もりいたします。既にリリースされているアプリで似たアプリがございましたらご共有ください。

アプリのオリジナリティについて

この時点で既にストアに提供されているアプリと酷似したアプリの開発を希望される場合、ストア審査を通過しなかった際の再開発費用は別料金となります。また、こちらから酷似しているデザインなどが確認できデザインの変更を提案させていただいた際にデザインの変更に同意いただけず、再審査となった場合も再開発費用が別途必要となります。

2.御見積もり

御見積もりを送付します。御見積もり結果からさらに必要な機能がある、もしくは機能を削りたい場合は再度御見積もりいたしますので、ご気軽にご相談ください。

修正について

開発途中に行っていただくデザインチェック時と開発後に行なっていただく動作確認テスト時の2回、修正申請を承っております。追加機能や機能変更は追加開発費用を頂戴します。

修正と仕様変更の違いについて

修正・・・アイコン位置変更、色変更、図形変更、テキスト内容変更など

仕様変更(再開発)・・・機能追加、機能変更、機能削除など

仕様変更(再開発)には追加費用が発生します。

3.御見積もり内容の確認

御見積もりに合意していただき、開発をスタートします。

サービス購入前に送付させていただいた提案内容が契約内容となります。

開発中止時の扱いについて

開発が完了している部分までを御見積もりいたします。

4.メインカラーや文字色などの選定【外注】

アプリで使用するメインカラーやサブカラー、フォントの色、背景の色を選択していただきます。Adobeのサイトにてお好みのカラーをご選択ください。リンクをクリックしていただき、”カラーテーマを作成”を押してください。カラーを選ぶ際の注意点や操作方法などは次のページの画像をご参考ください。

https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel

5.アプリの雰囲気を選定【外注】

ご希望のアプリの雰囲気をお選びください。

ご希望の雰囲気によっては希望の色の変更をお願いする場合がございます。

*契約前につき一部のみ公開しています。

6.アプリアイコンのご準備【外注】

契約時にアプリアイコンの作成を依頼されなかった場合、お客様自身でアイコン画像のご用意をお願いいたします。アイコンのサイズは以下の通りとなります。

iOSアプリ 1024×1024ピクセル

Android アプリ 512×512ピクセル

ご自身で作成されたい方はデザインツール「Canva」でアイコンを作成いただけます。

Canva(キャンバ):信じられないほど、素晴らしく

7.アプリ立ち上げ時(起動時)のアイコン作成【外注】

画像のようなアプリ立ち上げ時のアイコン表示をご希望の場合はお客様ご自身でご用意ください。6で作成したアイコンを利用することも可能です。

iOS用 1,242 x 2,208ピクセル

Androidは機種により画面サイズにばらつきがあるため、ご共有いただいたiOS用の画像を利用します。

8.データベース用にGoogleアカウントのご準備

今回のアプリ開発用にグーグルアカウントをお作りいただき、ご共有お願いいたします。

2段階認証はOFFでお願いいたします。アカウントをご共有いただけましたら、こちらで今回使用するデータベース(Firebase)を設定いたします。アプリを公開するには請求情報を入力しておく必要がありますので、こちらから再度ご案内いたします。

Firebaseの公式サイトはこちら

9.Firebaseにクレジットカードを登録

カード情報入力画面までの手続きをします。

カード情報の入力はご依頼主様の方で行なっていただきます。

送付したURLをご共有いただいたアプリ用のグーグルアカウントで確認いただき、カード情報を入力してください。

10.画面開発開始

同意いただいた仕様書(デザイン案)に沿って開発を行います。

仕様変更について

結果的にアプリに搭載されなかった機能であっても一度開発をしてしまうと開発費用が発生しますので開発途中での仕様変更にはご注意ください。

11.利用規約等各種書類及び、問い合わせ用

webサイトのご準備【外注】

アプリの利用規約及び、業種によって異なる掲示すべき書類(特定商取引法に基づく表記など)、アプリのプライバシーポリシーのご準備をお願いいたします。準備完了次第、共有いただけましたら幸いです。また、問い合わせ用にwebサイトが必要ですのでお問い合わせフォームなどの問い合わせ機能のついたサイトURLの共有をお願いいたします。

オプション:問い合わせフォームと100文字程度の紹介文を記したWebサイトを税込8,000円で制作いたします。

プライバシーポリシーをご自身で作成される際はこちらのサイトを参考になります。

【雛形付き】アプリのプライバシーポリシーに必要な10項目を解説!

12.アプリストアへの掲載画像をご準備【外注】

アプリストアに掲載するアプリ説明画像をご用意ください。提出を求められる画像サイズはGoogle PlayとApp Storeで異なります。こちらで利用するアプリの画像はアプリが完成しましたら送付させていただきます。作成方法は6のアイコンと同じ流れになります。

App store(最低3枚ずつ作成してください)

1,242×2,208ピクセル 5.5インチ向け (見分け方:ホームバーなし)

1,284×2,778ピクセル 6.5インチ向け (見分け方:ホームバーあり)

2,048×2,732 iPad Pro 向け (見分け方:ホームバーなし)

2,048×2,732 iPad Pro第二世代 (見分け方:ホームバーあり)

グーグル プレイ(最低4枚作成してください)

最小サイズ320ピクセル 最大サイズ3,840ピクセル

1,024 x 500 ピクセルのフィーチャーグラフィック画像(PR画像)

最小から最大の範囲に収まっていれば問題ありません。デザインによってはApp Store用を流用することが可能です。ご相談ください。

13.デザインのチェック

こちらからアプリのデザインのみを施した画面の画像を共有いたします。仕様書通りのデザインであるかご確認下さい。仕様変更がございましたら、お申し付けください。

この段階での仕様変更は開発後の仕様変更より変更費用を安く抑えることが可能です。

修正と仕様変更の違いについて

修正・・・アイコン位置変更、色変更、図形変更、テキスト内容変更など

仕様変更(再開発)・・・機能追加、機能変更、機能削除など

仕様変更(再開発)には追加費用が発生します。

14.アプリストアへの配信手続き

アプリをストアに掲載する前準備として、AppleやGoogleのアカウント登録や登録料のお支払いをお願いいたします。具体的な手順は次のステップでご案内しています。

15. Apple Developer Programに登録

こちらの記事を参考に手続きをお願いいたします。この部分の手続きはセキュリティの関係からApple公式よりアカウント保持者が行うようにメッセージがきています。アプリ開発を依頼されたお客様自身で行っていただく必要がございます。アプリ用のApple IDと

プライベート用のApple IDを分けていただいても構いません。Apple IDのログイン情報などがこちらに表示されることはありません。

【第7回】App Store申請-Apple Developer Programへの登録|iOS版BLEアプリの作り方 | 株式会社ムセンコネクト

16. アプリの登録作業

参考記事内の”Apple Developer Accountの設定”という記載を探してください。Bundle IDはこちらから共有いたしますので必要になりましたらお申し付けください。”3.Adalo App-specific passwordの設定”という部分は今回は無関係ですのでこの文字が現れましたら一度作業を中断してください。

Adalo Apple Store申請手順① 記| ノーコードアプリ受託開発・【CitrusApp】

17. App store connectにdeveloperとして招待

こちらの記事を参考に、作成したアカウントに開発者を招待する作業をお願いいたします。作業は記事内の”App Store Connectにユーザを追加する”の部分のみです。

*契約前につき本記事では一部のみ公開

Apple Developer Programに開発メンバーを追加する方法|ほっこりZAICOエンジニアブログ【クラウド在庫管理ソフト(システム) zaico 】

18.配信に必要なkeyの生成

*契約前につき本記事では公開できません。

19. ストアに掲載する情報のご提供

アプリ名、短いアプリの説明、アプリの説明、各種画像(本資料”10”で作成をお願いした画像)、お問い合わせ先のURL(問い合わせフォームを含むもの)の共有をお願いいたします。

20. ストアに掲載する情報のご提供

*契約前につき本記事では公開できません。

21. Google Play Consoleに登録

Google Playの開発者用アカウントの作成をお願い致します。今回のアプリ開発のためにご

用意されたアカウントをお使いください。URLは担当者より連絡いたします。

22. 動作確認テスト

Android端末でテストを行います。

アプリを配信するのに必要な画像や説明文の共有をお願いいたします。

【必要な情報】アプリ名、80字以内の短いアプリの説明、4,000字以内のアプリの説明、各種画像(1,024 x 500 ピクセルのフィーチャーグラフィック画像、本資料”12”で作成をお願いした画像)

23. 機能の開発開始

デザインに同意いただければ、機能の開発を行います。

24. 動作確認テスト(開発側)

開発側でアプリの動作確認を行います。

こちら側での実機テストはiPhone 12 Pro、iPad Pro、iPhone SE、Google Pixel及びXperiaなどiOS3機種・Android20機種で行います。

Androidは2週間の実機テストが義務付けられているためテストに最低2週間を要します。

25. 開発完了

こちら側でのテストが完了次第、開発完了となり、ご依頼主様による動作確認を行います。

26. ご依頼主様側で動作確認テスト

お客様による動作確認を行なっていただきます。問題がなければ納品とさせていただきます。入念にテストをしておりますが、万が一不具合等が発生した場合はスクリーンショットと使用端末をお伝えいただけますと幸いです。

アプリの仕様変更が発生する場合は、再度その機能の開発にかかる費用を御見積もり致します。

27.納品

クラウドソーシングでご依頼の方は評価をお願いいたします。

28.保守契約

アプリの保守を開発費用の15%〜/月で承っております。

ココナラ等クラウドソーシングからご依頼いただいた方は専用のサービスを作成しますのでご希望の方はお気軽にお申し付けください。私の方ではYouTubeチャンネルにて開発ツールの使い方をアップしておりますので、そちらで学習いただきアプリの保守をすることも可能です。

保守料金詳細 - micomia ミコミア 公式ホームページ |開発費用を抑えたアプリ開発ならmicomiaにお任せください

最後に

記事をお読みいただきありがとうございます。電気工事や水道工事と異なり、依頼するだけで完了せず、ご依頼主様には多くの手続き・作業にご協力いただく必要がございます。アプリは一つ一つ異なるものオーダーメイドの商品ですので、バグなし不具合なしといったアプリを提供することはほとんどの開発会社・開発者にとって困難です。そんな中でもできる限り高品質なアプリをなるべく価格を抑えて提供しております。ぜひ一度、お見積もり・ご相談ください。